Linearity Curve の自動トレース機能を使えば、あらゆるラスター画像 (JPEG または PNG) をベクター画像に変換できます。

この機能を使えば、ベクター図形を手で描くことなく、既存のアートワークや写真に基づいてまったく新しい画像を作成できます。紙に描いたスケッチをベクター画像にトレースし、好きなだけ拡大縮小することができます。

<aside> <img src="/icons/warning_orange.svg" alt="/icons/warning_orange.svg" width="40px" /> 自動トレース機能は破壊的な操作です。つまり、画像をベクター化すると、トレース設定にアクセスしたり調整したりできなくなります。変更を元に戻すには、操作を取り消すしかありません。

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自動トレースパネルにアクセスする

自動トレースパネルは、画像が選択されている場合にのみ表示されます。パネルはスタイルインスペクタの上部に自動的に表示されます。

自動トレースパネルには、3 種類のモードがあります:

  1. 写真モード: 写真を絵画のような見た目に変換します。
  2. スケッチモード: スケッチを数秒でベクター化します。
  3. イラストレーションモード: イラストをベクター化します。

モードボタンを押すと、どの自動トレースモードを使用して画像をトレースするかを選択できます。

iPad では、画像を選択すると、クイックアクションメニューに自動トレースメニューが表示されます。

<aside> <img src="/icons/info-alternate_gray.svg" alt="/icons/info-alternate_gray.svg" width="40px" /> 自動トレースは、CoreML 機械学習の助けを借りて画像を分析します。

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スケッチモード

スケッチモードでは、以下のパラメータを設定するスライダーが表示されます:

  1. 複雑さ: ベクター化された画像のパスの密度を調整します。値が低いほど抽象的に、値が高いほど詳細になります。
  2. コントラスト: どの程度で色が黒または白に変換されるかのしきい値を定義します。スライダーの値を高くすると、より多くの色が黒として解釈され、スライダーの値を低くすると、より多くの色が白として解釈されます。

これらの設定を調整したら、自動トレースボタンを押して、処理が終わるまで数秒待ちます。